届きますか


9日の夜、なんとかthe mush bob men'sを観ることができた。
まだ2回しか観ていないけど、相変わらず最高のロックンロールをかき鳴らしていた。彼らのライブには音楽の楽しさ以外にも、人生そのものを楽しもうぜ!という姿勢がしっかりと伝わってきて、それがホールに伝染してみんなを笑顔にさせてしまう。
あの日、ロックンロールの魔法はあるんだって思えた。
メンバーの皆さんも僕のことを覚えていてくれて少し話もできて本当に良かった。機会があるならぜひ観てほしい。

そしてその夜は友人宅に泊めてもらい、翌日10日はお昼頃から近くのスーパー銭湯?に行ってきた。
久しぶりにサウナに入ったんだけど、面白いように粘りのある汗が出てきて、うわー、という感じ。
それがだんだんサラサラした汗に変わってくる。
そうなってきたらサウナを出て汗を流す。身体が軽くなった気がするんだ。
きっと気持ちの問題なんだろうけど、そういうのも大事だと言い聞かせて風呂を出て、牛丼を食べた。うまかった。

そして、その日は僕のライブ。
場所は新潟古町のライブハウス
GOLDEN PIGSという所だ。
去年の後半あたりからお世話になり始めたライブハウスだ。

事務所に挨拶をして、楽屋に行って、他の演者さんにも挨拶。
この日は
柳瀬蓉(やなせよう)
Tears of Chameleon
ふぁっきんうぇあんかー
hachi
大宇宙超能力少年団

それから僕。
柳瀬蓉さんは京都出身のアイドルとして全国ツアーの真っ最中だそう。
てっきりマネージャーとかがついてきてあーだこーだ言うのかななんて思ってたらその身ひとつででっかいキャリーバッグをガラゴロと引っ張ってきたんだって。その話を聞いただけでファンになっちゃうよ。腰もものすごく低くて(ついでに背も低い)本当にライブ1本1本に対しての熱意、そしてライブハウスやお客さん、共演者の僕らにも感謝を忘れない、本当に素晴らしいアーティストだと思った。頑張ってほしいなぁ。

ふぁっきんうぇあんかー は直訳で「マスかき野郎」って意味らしいんだけど、ステージ外では適当なことやよくわからないことを言いながら(または歌いながら)ヘラヘラとしてるんだけど、ブルース・リーが死亡遊戯で着てた黄色いトラックスーツを着てステージに上がり、思いの丈を吐き出していた。
彼は僕と同い年ってこともあったし、彼の歌に何か強い想いを感じて、本当に好きになったよ。また一緒にやりたい。

hachi君はふぁっきんうぇあんかーとバンド、ユニットもやっているという。
僕の友人の松尾って奴ともバンドを組んでいるらしく、僕のことは松尾から聞いていたらしい。
この日は全曲カバーだったけど、ギター弾くの楽しい!音楽って、ライブって楽しい!ってすごく伝わる演奏で観ていて笑顔になっちゃったよ。
hachi君に至っては僕が持ち合わせの都合で打ち上げに出られないと言ったら「貸すから出なよ!」と打ち上げ代を立て替えてくれた。
涙が出そうになったよ。
必ず返しに行くし、何かお礼をしたい。
そして、また会いたい。

Tears of Chameleonさんは実は以前にライブした時に客席にいた人だった。
楽屋で挨拶した時も「ずっと対バンしたかったんだー!」って言ってくれた。
嬉しかった。
世界観の出来上がったライブに圧倒された。あれは彼女にしか作れない世界だった。

大宇宙超能力少年団は前に僕がバンドでライブをした時に共演してて、普段はバンドらしいんだけど、前回も今回もボーカルのゴンちゃんのソロでやってて。
勝手に彼の作る歌に共鳴しながら観ていた。かっこよかったなぁ。

僕は前回酔っ払って歌った時の反省、そして不安がすごくあったけど、とても気持ちよく歌うことができた。
結果的にお客さんや共演者、スタッフさんにもとても良い言葉をかけてもらえた。なんか、ホッとしたんだ。
打ち上げもすごく盛り上がって、アホな話や深い話をたくさんした。

そんでふぁっきんうぇあんかー(以下松澤)とハチくん、僕でライブハウスのスタッフ、枝村さんのアパートに押しかけて川の字で寝た。
枝村さん本当にありがとうございました。ご迷惑おかけしました。

僕はこれからしばらくライブ活動を休むんだけど、時間が合えばまた彼ら、彼女らに会いに行きたいと心から思ってる。

この出会いをくれたブッキングの長尾さんが身体を壊して退職してしまって、その場にいなかったのが本当に悔しかった。寂しかった。松澤も言ってた。
みんな言ってた。
みんな、そんな長尾さんに届くように、想いを込めて歌っていた。

長尾さん、本当にありがとうございます。素晴らしい出会いをくださって。
また、ライブハウスで会えることを楽しみにしています。
待ってます。


おわり